自動車税還付 完全ガイド2022 【廃車で得する方法】

廃車手続き

自動車税は車の所有者に対して毎年かかりますが、自動車税の還付制度があることを皆さんはご存知でしょうか?

こちらの記事では自動車税還付の仕組みについて詳しく説明していきます。

自動車税還付制度とは

廃車手続き(一時抹消・永久抹消登録)を行うと自動車税が還付される仕組みがあり、これを自動車税還付制度と言います。なお、自動車税の還付は普通車に適用されるもので、軽自動車の場合は廃車手続きを行っても自動車税は還付されないので注意が必要です。

自動車税還付金の計算方法

自動車税の還付は未経過の月が対象となり、還付金は月割りで計算することが出来ます。

自動車税還付金=支払い済みの自動車税年額÷12×未経過月数

※手続き完了の翌月以降が還付の対象

自動車税は毎年4月から翌年3月までの1年間を支払うため、4月に手続きを完了した場合に還付金は11か月分となり、最も多くなります。

廃車にする場合、4月以降は早ければ早いほどお得とも言えますね。

自動車税還付金早見表

自動車税年額は排気量や初度登録年度などによって異なるため、自動車税の還付金も同様に異なります。下記の表は自動車税年額と自動車税還付金をまとめたものです。

自動車税還付金一覧表(2019年10月1日以前に新規登録をした車両の場合)

排気量年税額廃車手続き時期
4月5月6月7月8月9月10月11月12月1月2月
6,001cc以上111,000101,70092,50083,20074,00064,70055,50046,20037,00027,70018,5009,200
4,501cc~6,000cc88,00080,60073,30066,00058,60051,30044,00036,60029,30022,00014,6007,300
4,001cc~4,500cc76,50070,10063,70057,30051,00044,60038,20031,80025,50019,10012,7006,300
3,501cc~4,000cc66,50060,90055,40049,80044,30038,70033,20027,70022,10016,60011,0005,500
3,001cc~3,500cc58,00053,10048,30043,50038,60033,80029,00024,10019,30014,5009,6004,800
2,501cc~3,000cc51,00046,70042,50038,20034,00029,70025,50021,20017,00012,7008,5004,200
2,001cc~2,500cc45,00041,20037,50033,70030,00026,20022,50018,70015,00011,2007,5003,700
1,501cc~2,000cc39,50036,20032,90029,60026,30023,00019,70016,40013,1009,8006,5003,200
1,001cc~1,500cc34,50031,60028,70025,80023,00020,10017,20014,30011,5008,6005,7002,800
1,000cc以下29,50027,00024,50021,00019,60017,20014,70012,2009,8007,3004,9002,400

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3月に廃車した場合、還付金はありません。
初年度が平成27年3月31日までの軽自動車は年額7,200円です。
軽自動車の場合、廃車しても自動車税の還付金はありません。

自動車税還付金一覧表(2019年10月1日以降に新規登録をした車両の場合)

排気量年税額廃車手続き時期
4月5月6月7月8月9月10月11月12月1月2月
6,001cc以上111,000100,80091,60082,50073,30064,10055,00045,80036,60027,50018,3009,100
4,501cc~6,000cc87,00079,70072,50065,20058,00050,70043,50036,20029,00021,70014,5007,200
4,001cc~4,500cc75,50069,20062,90056,60050,30044,00037,70031,40025,10018,80012,5006,200
3,501cc~4,000cc65,50060,00054,50049,10043,60038,20032,70027,20021,80016,30010,9005,400
3,001cc~3,500cc57,00052,20047,50042,70038,00033,20028,50023,70019,00014,2009,5004,700
2,501cc~3,000cc50,00045,80041,60037,50033,30029,10025,00020,80016,60012,5008,3004,100
2,001cc~2,500cc43,50039,80036,20032,60029,00025,30021,70018,10014,50010,8007,2003,600
1,501cc~2,000cc36,00033,00030,00027,00024,00021,00018,00015,00012,0009,0006,0003,000
1,001cc~1,500cc30,50027,90025,40022,80020,30017,70015,20012,70010,1007,6005,0002,500
1,000cc以下25,00022,90020,80018,70016,60014,50012,50010,4008,3006,2004,1002,000

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・3月に廃車した場合、還付金はありません。
・軽自動車の場合、廃車しても還付金はありません。

自動車税還付金一覧表(自動車税重課の対象車両)

【重課対象】
・新規登録から13年経過したハイブリッド車を除くガソリン車
・新規登録から11年経過したディーゼル車
このふたつは重課対象となり、自動車税が15%割増となるため、廃車時の自動車税還付額も割増金額が反映されます。

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排気量年税額廃車手続き時期
4月5月6月7月8月9月10月11月12月1月2月
6,001cc以上127,600116,900106,30095,70085,00074,40063,80053,10042,50031,90021,20010,600
4,501cc~6,000cc101,20092,70084,30075,90067,40059,00050,60042,10033,70025,30016,8008,400
4,001cc~4,500cc87,90080,50073,20065,90058,60051,20043,90036,60029,30021,90014,6007,300
3,501cc~4,000cc76,40070,00063,60057,30050,90044,50038,20031,80025,40019,10012,7006,300
3,001cc~3,500cc66,70061,10055,50050,00044,40038,90033,30027,70022,20016,60011,1005,500
2,501cc~3,000cc58,60053,70048,80043,90039,00034,10029,30024,40019,50014,6009,7004,800
2,001cc~2,500cc51,70047,40043,10038,80034,50030,10025,80021,50017,20012,9008,6004,300
1,501cc~2,000cc45,40041,60037,80034,00030,20026,40022,70018,90015,10011,3007,5003,700
1,001cc~1,500cc39,60036,30033,00029,70026,40023,10019,80016,50013,2009,9006,6003,300
1,000cc以下33,90031,00028,20025,40022,60019,70016,90014,10011,3008,4005,6002,800

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・4月1日の時点で、新車新規登録から13年を超えるガソリン車、10年を超えるディーゼル車は、還付金が15%割増で返金されます。
・軽自動車の場合、廃車しても自動車税の還付金はありません

表の通り、排気量が大きくなるにつれて自動車税が高額になりますので、大型の車両の場合、還付金も多くなります。

また、近年のエコカー車両においては、減免措置(車両によって金額が変わります)がある一方で、初回新規登録から年数が経過した自動車は排気ガスによる環境負荷が大きくなるという考えのもと、自動車税が増額(重課)されます。(ガソリン車:13年経過、ディーゼル車:11年経過)

重課対象車の自動車税は普通車の場合で約15%増、軽自動車の場合で約20%増と、大きな負担となります。

これらも大型車両と同様に還付金が高額なため、乗る機会が少ない車の場合は早めに売却を検討すると良いでしょう。

なお、年度末が近い場合は還付金が少なくなりますが、翌年度の自動車税が請求される前に廃車手続きを完了することで、未然に支出を抑えるという効果も期待できます。

自動車税が還付されないケース

廃車手続きを行っても、以下の場合は自動車税が還付されません。

軽自動車の場合

軽自動車は自動車税還付制度の対象外となります。

手続き完了が3月だった場合

自動車税還付は廃車手続き完了後の翌月以降で、且つ4月~翌年3月までの未経過分が対象のため、3月の場合は還付がありません。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

車の乗り換えや新生活の準備などでお金が必要な時に、少しでも税金が戻ってくるとお得な気分になりますよね。

動かない車や故障したままの車でも自動車税還付の対象になりますので、廃車をご検討の場合は早めの手続きをオススメします。

廃車バイキングでは廃車手続きを無料で代行しておりますので、お気軽にご相談ください。

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