水没車は修理して乗れる?判断基準と修理費用の目安を紹介

災害などで水没した車の修理は、どこまで浸水したかで修理の可否と費用が決まります。

タイヤ周辺なら数万円程度で済むケースもありますが、フロアや電気系統まで及ぶと高額化し修理不能に陥るケースもあります。また、無理に修理しても故障や悪臭が発生する恐れがあるため、リスクと費用対効果の見極めが必要です。

本記事では、水没車の修理の判断基準や、修理費用の目安、水没車の修理の依頼先、水没車を修理する際の保険適用、修理費用が高額のときの対処法などについて解説します。

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【この記事で分かること】
・水没車の修理の判断基準と修理費用の目安
・水没車の修理の依頼先
・水没車を修理する際の保険適用について
・水没車の修理費用が高額のときの対処法

目次

水没車の修理の判断基準と修理費用の目安

水没車の修理は「どこまで水に浸かったか」によって、修理の可否や費用が大きく変わります。ここでは浸水レベルを以下の4段階に分け、判断のポイントや主な影響、費用の目安などについて解説します。

  • タイヤの下半分まで浸水
  • タイヤの上半分まで浸水
  • フロアまで浸水
  • 電気系統が故障

一つずつ見ていきましょう。

タイヤの下半分まで浸水

タイヤの下半分までの浸水は、水没の中では比較的軽度なケースです。エンジンや電気系統への直接的な影響は少なく、適切な点検・部品交換を行えば、走行を継続できる可能性が高いです

この段階ではエンジンや電気系統への影響は少なく、主にタイヤのホイールやブレーキローターなど車体下部が影響を受けます。タイヤ自体は問題なく見えても、長時間の浸水によりホイール内側やブレーキ周辺に錆が発生しやすく、安全性の観点から交換が推奨される場合があります。

修理費用の目安は、タイヤ交換が4本で8,000〜3万円前後、ブレーキローター交換は1輪あたり約1万5,000〜2万5,000円、4輪で5万〜10万円程度です。

タイヤの上半分まで浸水

水位がタイヤの上半分に達すると、故障リスクが一段階高まり、修理費用が10万円以上になるケースが増えてきます。修理可能な場合もありますが、費用が高額になりやすいため、車両の年式や市場価値とのバランスを慎重に判断することが重要です。

この段階で影響を受けやすいのは、ドライブシャフト、マフラー、エアクリーナーなどの部品です。ドライブシャフトは動力を伝える重要部品で、浸水により内部の潤滑油が流出・水分が混入すると、異音や振動、最悪の場合は走行不能につながります。交換費用は1本あたり5万〜10万円程度で、左右2本交換すると10万〜20万円ほどが目安です。

また、マフラーやエアクリーナーまで冠水すると、吸排気系を通じてエンジン内部に水が浸入する恐れがあります。

フロアまで浸水

フロアまで水が達した場合は重度の水没に該当し、この段階ではエンジンルームも被害を受けている可能性が高いです。エンジン周辺部品を交換すると、修理費用は100万〜200万円程度に達することも珍しくありません。

また、車内に汚水が入り込むとシートやマットに雑菌が繁殖します。室内クリーニングを実施する場合は3万~5万円ほどかかりますが、悪臭やカビを完全に除去できないケースが少なくありません。

高額な費用で修理しても再故障のリスクが残るため、衛生面や経済的負担を考えると、修理より買い替えを検討するのが現実的です。

電気系統が故障

電気系統への浸水は、車の水没のなかで最も深刻な事態です。特に海水に浸かった場合は腐食が急速に進行し、ショートした状態でエンジンをかけると発火の危険性もあります。

浸水後は、突然のエンジン停止や警告灯の点灯、バッテリー上がりなどのトラブルが起こりやすくなります。修理にはECU(電子制御コンピュータ)や配線、センサー類など多くの部品交換が必要となり、費用は高額になりがちです。

安全装置に影響が及んでいる可能性もあるため、この状態では修理より買い替えが基本的な判断となります。各部品と修理費用の目安は以下の通りです。

部品名修理費用の目安
エンジン本体10万〜100万円
オーバーホール8万〜50万円
駆動用バッテリー15万円
エンジンコントロールユニット10万円
オルタネーター5万〜10万円
各種センサー1万〜10万円
セルモーター3万円
イモビライザー1万〜3万円
スパークプラグ5,000円
バッテリー1万〜2万円

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水没車の修理はどこに依頼すればいい?

水没車の修理は、一般的な板金修理とは異なり、電気系統を含めた専門的な点検と判断が必要です。浸水による影響は車の内部に及ぶことが多く、見た目だけでは状態を正確に判断できません。

修理の主な依頼先としては、ディーラーと整備工場があり、修理費用、対応範囲、保証の有無などが異なります。それぞれの特徴を理解したうえで、自分の車の状態や予算、今後の使い方に合った依頼先を選びましょう。

ディーラー

ディーラーに水没車の修理を依頼する最大のメリットは、メーカー純正部品を使った修理が基本となるため、品質や安全性が高い点です。診断機を用いた点検により、細かな不具合まで把握しやすく、修理後はほぼ新車に近い状態まで復旧できるケースもあります。

一方で、部品は新品交換が前提となることが多く、修理費は高額になりがちです。また、車種や年式によっては部品の在庫がなく、取り寄せに時間がかかることで修理期間が長引くこともあります。

代車が用意される場合もありますが、見積もりが高額な場合は、修理より買い替えの方が結果的に負担が少ないケースもあります。新しい車で、費用よりも仕上がりや安全性を最優先したい人に向いている選択肢といえるでしょう。

整備工場

整備工場に依頼するメリットは、リビルト品や中古部品を使った修理ができ、ディーラーよりも修理費用を抑えられるケースが多いことです。使える部品は修理して再利用するなど、柔軟な対応が期待できるのも特徴です。

ただし、水没車修理の経験や知識は工場ごとに大きな差があり、整備士の技術力によって仕上がりが左右されることもあります。また、工場によっては水没車の修理自体を断られる場合もあります。

修理後に不具合が出るリスクもゼロではないため、費用を抑えたい人や短期間の使用を前提とする人に向いている選択肢です。依頼する際は信頼できる工場を選び、事前にディーラーで車の特徴を確認して整備士に伝えると安心です。

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水没車を修理する際の注意点

水没車を修理する際には、以下のポイントに注意が必要です。

  • 必ず専門家に状態を確認してもらう
  • 保険の適用を確認する
  • 汚れや匂いに対処する
  • 車の価値が下がることを理解しておく

一つずつ解説します。

必ず専門家に状態を確認してもらう

水没車の被害状況は、必ずディーラーや整備工場などの専門家に診断してもらいましょう。専門的な点検を受けることで、修理が現実的なのか、それとも廃車・買い替えを検討すべきかを冷静に判断できます

外見上は問題がなさそうでも、内部の配線や電子部品が腐食しているケースは珍しくありません。特に電気系統は、水没直後は症状が出ていなくても、時間の経過とともにトラブルが表面化することもあります。

また、水没車を放置すると、電気系統のショートによって発火や車両火災につながる危険性もあります。とくに海水による冠水被害を受けた車は、塩分による腐食が急速に進行し、自然発火のリスクが高まるため、早急な点検と対応が不可欠です。

保険の適用を確認する

水没車の修理費用は高額になりやすいため、車両保険が使えるかどうかで、金銭的な負担が大きく異なります。適用の可否や支払われる金額は、以下の要素によって変わります。

  • 自然災害による水没かどうか
  • 車両保険の契約内容
  • 免責金額の有無・金額
  • 車の時価額

修理や買い替えを決める前に、加入している保険の内容を必ず確認しましょう。

適用されるケース

前提として、車両保険に加入している必要があります。台風や豪雨、河川の氾濫など、自然災害による水没であれば、補償対象となるケースが一般的です。

例えば、大雨によって機械式駐車場ごと水没した場合なども、補償に含まれることがあります。免責金額を差し引いた修理費が、保険金額の範囲内であれば、全額補償されるケースもあります。

ただし、修理費用が車の時価額を上回る場合や、修理不能と判断された場合は「全損扱い」となり、修理費ではなく時価相当額が支払われる点には注意が必要です。

適用されないケース

同じ水害でも、地震・噴火・これらに起因する津波による水没は、通常の車両保険では基本的に補償対象外となります。被害規模が大きく、予測が難しいため、一般的な補償から除外されているためです。

ただし、地震や津波に対応した特約を別途契約している場合は、保険金が支払われる可能性もあります。また、車両保険に未加入の場合、修理や買い替えにかかる費用は原則として自己負担となるため、事前の確認が非常に重要です。

汚れや臭いに対処する

水没車では、車内に浸入した雨水や泥水による汚れや臭いへの対策が欠かせません。シートやフロアマットは乾燥しにくく、湿った状態が続くとカビや悪臭が発生しやすくなります。

一度染み付いた臭いは、完全に乾燥させないと再発する恐れもあります。軽度な汚れであれば自分で清掃できる場合もありますが、車内全体の洗浄や臭い除去には専門業者の対応が必要になるケースも多いです。シートクリーニングにかかる費用は、3万〜5万円が相場です。

車の価値が下がることを理解しておく

室内フロアまで浸水した車は、「冠水車」として扱われ、市場価値が大きく下がります。たとえ修理をして走行できる状態になっても、通常使用では発生しにくいサビや電装系トラブルのリスクが残るためです。

また、冠水車は、売却しようとしても買い手が見つからないケースが少なくありません。売却できないまま時間が経過すると、劣化や悪臭がさらに進行し、価値は一層下がってしまいます。水没車を手放すことを考えている場合は、できるだけ早めに行動することが重要です。

水没車の修理費用が高額な場合はどうすればいい?

水没車の修理費用が高額になる場合や、フロアまで浸水している、電気系統に不具合が出ているといったケースでは、無理に修理を続けるよりも、買い替えを検討する方が現実的な判断となることが多いです。

水没車を処分する際は、廃車買取業者の利用がおすすめです。ディーラーや整備工場に依頼すると、解体費用やレッカー代、手続き費用などがかかる場合がありますが、廃車買取業者であれば引き取りから抹消登録まで、無料での対応が一般的です。また、動かない水没車でも0円以上で買い取ってもらえる可能性があります。

廃車バイキングは、全国どこからでもWEBで無料見積もりが可能な廃車買取業者です。国内最大級のオークション出品代行や海外販路を活かし、より高く売れる方法を提案します。

自動車税や重量税の還付金も受け取れるため、修理費用が高額になりそうな場合は、ぜひ早めに査定をご依頼ください。

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まとめ

水没車の修理の可否や費用は、浸水の度合いによって大きく左右されます。浸水の程度が軽度であれば比較的安価に修理できますが、フロアや電気系統まで浸水していると、修理費用が100万円を超えるケースも珍しくありません。また、修理をしても再故障や異臭のリスクが残ることもあります。

車両保険を使うことができれば費用の負担は軽減できますが、地震や津波などによる水没は基本的に対象外のため注意が必要です。また、無事に修理が完了したとしても、水没歴があるというだけで査定額は大幅にダウンしてしまいます。修理費用が高額になる場合や、将来的な安全面に不安が残る場合は、無理に修理を続けるのではなく、買い替えを含めた判断を早めに行うことが重要です。

もし、水没車や修理不能な車の処分にお困りであれば「廃車バイキング」にお任せください。他社では買取を断られるような状態の車でも、国内外に持つ豊富な販路を活用することで、高価買取が可能です。

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