事故車の査定額はどのくらい下がる?下がり幅や減額の理由を解説

事故車を売却するにあたって、査定額がどのくらい下がるのか気にされている方もいるでしょう。

修理で見た目が元どおりになっていても、中古車市場では事故車の査定額は大きく下がります。

本記事では、事故車の査定額がどのくらい下がるのかを解説します。少しでも高い査定額で売るためのコツも紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

【この記事で分かること】
・事故車の査定額がどのくらい下がるのか
・事故車を少しでも高い査定額で売るコツ

目次

事故車の査定額はどのくらい下がる?

事故車の査定額は、通常の中古車と比べて大幅に下がってしまうのが一般的です。損傷の程度や車種、年式などさまざまな要因によって減額幅は変動しますが、ある程度の相場が存在します。

ここでは、事故車の定義や、平均的な減額の目安や、損傷が激しく値段がつかないケースについて解説します。

事故車の定義

そもそも事故車とは、単に事故にあった車のことではありません。事故車とは、事故や災害などによって車の骨格(フレーム)部分を損傷し、修復したことのある車(修復歴車)を指します

事故車は査定額が30万円程度下がるケースが多い

事故車は通常の中古車と比べて、査定額の相場が30万円ほど下がるといわれています

たとえきれいに修理されていても、車の骨格(フレーム)部分が損傷していると、車全体の安全性や機能性、耐久性などに影響し、将来的に走行不良などの不具合が生じるリスクがあるためです。買取業者もこうしたリスクを考慮し、査定額を低くしています。

また、下落幅は損傷の程度によっても異なり、軽度であれば3割程度で済む場合もありますが、重度であれば5割以上も価値が下がることもあります。損傷箇所や車の人気車種かどうか、年式、走行距離といったさまざまな要因によって、減額の割合が変わります。

損傷が激しい場合は査定額が全くつかないこともある

事故による損傷が激しく、自走不能な状態の場合、査定額がまったくつかないことも珍しくありません。特に修理費用が車の市場価値を大きく上回る場合、中古車買取業者などでは値段がつかないケースもあります。

このようなケースでは、廃車買取業者に依頼するのがおすすめです。廃車買取業者であれば、車のパーツや金属資源としての価値を見いだして値段をつけてくれる可能性があります。

廃車バイキングでは、事故で大破した車や動かなくなった車も高価買取いたします。全国どこでもレッカーを手配し、無料で引き取りに伺うため、車が動かなくても心配はいりません。

まずはWebから車の情報を入力し、無料査定をお試しください。

廃車買取業者が事故車に値段を付けられる理由は、以下の記事で詳しく解説しています。

事故車を少しでも高い査定額で売るポイント

事故車を少しでも高い査定額で売るコツは、以下の4つです。

  • 事故後はなるべく早く査定してもらう
  • 複数の業者に査定を依頼して比較する
  • 修復歴など車の状態を正確に伝える
  • なるべくきれいに掃除・保管する

一つずつ見ていきましょう。

事故後はなるべく早く査定してもらう

事故車を売却すると決めたら、できるだけ早めに査定を依頼しましょう

車は年式が新しいほど査定額が高くなる傾向があり、これは事故車でも同様です。売却を先延ばしにすると年式が古くなり、車の価値が下がってしまいます。

また、自走できる場合は走行距離が増えてしまい、自走できない場合でも屋外での放置によってボディの塗装や部品の劣化が進むなど、査定額がさらに下がる要因となります。

さらに、車を所有し続ける限り、自動車税や保険料、駐車場代などのコストが発生し、経済的な負担がかかるため、早めの売却がおすすめです。

廃車バイキングなら、事故車や不動車なども高価買取が可能です。Webサイトから簡単な情報を入力するだけで査定額が分かりますので、まずはお気軽に無料査定をご依頼ください。

複数の業者に査定を依頼して比較する

事故車をできるだけ高く売るには、1社だけでなく複数の業者に査定を依頼し、比較検討することが重要です。

買取価格は、各業者が持っている販路や買取を強化している車種などによって変動します。そのため、同じ車であっても査定額に差が出る場合があります。複数の見積もりを取ることで、愛車の買取相場を把握でき、最も高く評価する業者への売却が可能です。

ただし、査定を依頼する業者が多すぎても、やり取りの負担が増してしまいます。3社程度に絞って依頼すると良いでしょう。

修復歴など車の状態を正確に伝える

査定を依頼する際は、修復歴や事故歴についても必ず正直に申告しましょう。損傷箇所や修理の内容、修理時期などを事前に整理することが大切です。

もし虚偽の申告や情報の隠蔽が発覚した場合、契約の解除や損害賠償を請求されるリスクがあります。電話やWeb査定であっても、走行の可否や不具合などの車の状態を正確に伝えてください。

なるべくきれいに掃除・保管する

事故車であっても、査定前には最低限の掃除を行い、劣化が進まないように大切に保管しましょう。きれいにしたからといって査定額が大きく上がるわけではありませんが、「ていねいに扱われてきた車」として、査定士に良い印象を与える効果が期待できます。

例えば、車を屋外にそのまま放置せず車庫に入れたり、ブルーシートを被せたりして雨風から守りましょう。また、車内のゴミを片付け、タバコやペットの匂いが気になる場合は消臭スプレーで軽減しておくことも有効です。

事故車の査定に関してよくある疑問

ここからは、事故車の査定に関してよくある疑問を、回答とあわせて紹介します。安心して売却手続きを進めるための参考にしてください。

ディーラーでの事故車の下取り相場はどのくらいですか?

ディーラーでの事故車の下取りは、買取業者に比べて査定額が低くなる傾向があります。特に修復歴がある車は値段がつかないケースがほとんどです。

ディーラーの主な業務は新車の販売であり、下取りはあくまでサービスの一環です。そのため、中古車として再販することが難しい事故車に下取り額はつきにくいのです。

また、自走できない場合はレッカー費用がかかったり、廃車にする場合は廃車手続き費用などを別途請求されたりするケースもあります。

一方、廃車買取業者は、事故車から再利用できるパーツや、金属などの資源を取り出し、国内外で販売する販路を持っています。そのため、ディーラーでは値段がつかないような事故車でも価値を見出し、買い取りが可能です。

車の修理歴があると査定額はいくらくらい下がりますか?

車の過去の修理は、「修理歴」と「修復歴」に分けられます

修理歴とは、骨格(フレーム)部分以外の損傷を修理した履歴を指します。走行性能や安全性能に直接関わらないため、査定額には大きく影響しないことが多いです。

一方、修復歴とは、フレーム部分の損傷を修理・交換した履歴です。車の安定性や耐久性に影響する可能性があるため、損傷の度合いによって査定額が30%〜50%程度下がるケースがあります。

事故による査定額の下落は保険で補償してくれますか?

事故による査定額の下落分(評価損・格落ち損)は、必ずしも保険で補償されるとは限りません。修理費用が保険で補償されても、事故によって価値が下がった分まで補償されるケースは少ないのが実情です。

ただし、修理費用が高額な場合や、骨格(フレーム)部分を損傷して修復歴がついた場合は、評価損の補償が認められることがあります。

補償を求める場合は、日本自動車査定協会に依頼して「事故減価額証明書」を発行し、保険会社に提出しましょう。

まとめ

事故車とは、車の骨格(フレーム)部分を損傷し修復した車を指します。安全性や耐久性への懸念から市場価値が下がり、平均で約30万円減額されるのが相場です。

ただし、損傷の程度や車種、年式などによって減額幅は変動し、場合によっては5割以上下がるケースや、まったく査定額がつかないケースもあります。

事故車を少しでも高く売るためには、以下の4つのポイントを意識しましょう。

  • 事故後はなるべく早く査定してもらう
  • 複数の業者に査定を依頼して比較する
  • 修復歴など車の状態を正確に伝える
  • なるべくきれいに掃除・保管する

もし中古車買取業者で査定額がほとんどつかない、あるいはまったくつかないと判断された場合でも、廃車買取業者なら価値を見いだして買い取ってくれる可能性があります。

廃車バイキングは、どんな状態の車でも高価買取いたします。買い取った車を解体し、パーツを需要のある海外へ輸出するため、高価買取が可能です。

全国どこでも無料で引き取りに伺いますので、不動車でも安心してご依頼いただけます。
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