廃車手続きはどこで行う?手続き場所について詳しく解説

自動車を廃車にしたいと考えたとき、「手続きはどこで行えばいいのか?」と迷う方は少なくありません。普通自動車と軽自動車では申請先が異なり、間違えると余計な手間がかかってしまいます。

本記事では、廃車手続きができる窓口を車種ごとに解説します。適切な方法で、スムーズに廃車を完了させましょう。

【この記事で分かること】
・廃車手続きを行う場所
・廃車手続きを廃車買取業者に依頼するメリット
・廃車手続きを行う場所に関連してよくある疑問とその答え

目次

廃車手続きはどこで行う?

廃車の手続きを自身で行う際の申請窓口は、普通自動車と軽自動車で、それぞれ異なります。間違った場所へ行くと手続きができないため、事前にしっかりと確認しておきましょう。

普通自動車の場合

普通自動車の廃車手続きは、管轄の「運輸支局(陸運局)」で行います

廃車には「永久抹消登録」と「一時抹消登録」の2種類があり、どちらも申請先は運輸支局です。永久抹消登録は解体して二度と使用しない場合、一時抹消登録は一時的に使用を中止する場合に選びます。

運輸支局の受付時間は、基本的に平日の日中(午前9時頃から午後4時頃まで)に限られています。訪問前に公式サイトで営業時間などを確認しておくと良いでしょう。

申請は、車の所有者本人だけでなく、委任状があれば代理人(家族や友人など)でも行えます。

軽自動車の場合

軽自動車の廃車手続きは、普通自動車とは異なり「軽自動車検査協会」で行います。普通自動車とは手続き場所や手続きの名称が違うため、間違えないように注意してください。

また、廃車の手続き内容は普通自動車とほぼ同じですが、以下のように呼び方が異なります。

  • 永久抹消登録 → 解体返納
  • 一時抹消登録 → 自動車検査証返納届(一時使用中止)

必要書類は普通自動車と異なる部分もあるため、事前に軽自動車検査協会の公式サイトや窓口で確認するのがおすすめです。

また、窓口が開いているのは、基本的に平日の日中のみとなっています。都合がつかない場合は代理人や廃車業者に依頼する方法もあります。

廃車手続きは業者にも依頼できる

先述のとおり、普通自動車も軽自動車も、申請窓口は平日の昼間にしか開いていません。

自分で手続きする時間がない方や、手続きが複雑で自信がない方は、専門の業者に代行を依頼すると良いでしょう

廃車に詳しい業者なら、引取から解体、申請まで、一括で対応してくれます。依頼先としてはディーラー、中古車買取業者、廃車買取業者が一般的です。

それぞれの依頼先のメリット・デメリットは以下のとおりです。

スクロールできます
廃車買取業者中古車買取業者ディーラー
メリット・廃車手続きを無料で代行
・運搬費や解体費も無料
・どんな車でも買取可能
・買取価格がつくケースがある
・廃車手続き代行が無料のケースがある・新車購入と廃車を同時に行える
デメリット特になし・車の状態次第で買取してもらえない
・廃車費用がかかるケースがある
・車の状態次第で買取してもらえない
・基本的に新車購入が前提となる
・廃車費用がかかる

なかでもおすすめなのが廃車買取業者です。廃車買取業者は解体後にパーツや資源を再販・リサイクルして利益を得ているため、代行費用やレッカー代が無料となっていることが多いです。また、動かない車や古い車でも価値を見出して買取してくれる可能性があります。

費用を抑え、手間なく廃車したい方には廃車買取業者が最も便利です。

廃車買取業者が廃車を買取できる理由の詳細は以下の記事をご参照ください。

廃車手続きを行う場所に関連してよくある疑問

ここまで、廃車手続きの場所について解説してきました。最後に、廃車手続きでよくある疑問を回答と合わせて紹介します。

廃車手続きにかかる費用はいくらくらいですか?

廃車にするには、自身で手続きを行う場合でも、業者に依頼する場合でも、いくつかの費用が発生します。

主な費用の内訳と、依頼先による料金相場の違いは以下のとおりです。

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費用項目廃車買取業者に依頼自分で行うディーラーに依頼解体業者に依頼
運搬費用0円10,000〜30,000円程度10,000〜30,000円程度10,000〜30,000円程度
解体費用0円15,000〜30,000円程度15,000〜30,000円程度15,000〜30,000円程度
リサイクル料金0円8,000〜20,000円程度8,000〜20,000円程度8,000〜20,000円程度
廃車手続き費用0円(代行)350円10,000〜20,000円程度(代行)10,000〜20,000円程度(代行)
廃車費用合計0円30,000〜80,000円程度40,000〜100,000円程度40,000〜100,000円程度

廃車買取業者は、基本的に廃車手続きの代行手数料、解体費用、レッカー代を無料で行っています。費用を抑えたい場合は、廃車買取業者への依頼がおすすめです。

廃車手続きに必要な書類には何がありますか?

廃車手続きに必要な書類は、普通自動車か軽自動車か、永久抹消登録(解体返納)か、一時抹消登録(自動車検査証返納届)かで異なります

ここでは、一般的に提出が必要となる書類をまとめました。

  • 自動車検査証(車検証)
  • ナンバープレート
  • 自賠責保険証明書
  • リサイクル券

各手続きに必要な書類の詳細は以下の記事をご参照ください。

廃車手続きしないまま放置するとどうなりますか?

乗らなくなった車を廃車にせず放置してしまうと、金銭的な負担が増えたり、車の価値が下がったりするなど、さまざまなデメリットが生じます

まず、廃車手続きを行わない限り、自動車税や軽自動車税の納税義務が継続します。また、自動車税や重量税、自賠責保険料の未経過分は、抹消登録をしないと還付されません。還付金は月割りで計算されるため、手続きが遅れるほど受け取れる金額が減ってしまいます。

さらに、放置すれば車両の劣化により、安全性の低下や価値の低下、処分費用の増加、維持費の増加を招く可能性があります。

これらの理由から、乗らなくなった車は早めに廃車にすることが推奨されます。

まとめ

廃車手続きは、普通自動車なら「運輸支局」、軽自動車は「軽自動車検査協会」が窓口です。窓口は平日の昼間しか開いていないうえ、書類の準備に手間がかかります。

また、乗らない車を廃車手続きをせずに放置すると、自動車税が課税され続けたり受け取れるはずの還付金が減るなど金銭的なデメリットが生じるため、早めに手続きすることが大切です。

自分で手続きをする際、少しでも不安な場合は業者への代行依頼が便利です。

費用を抑え、手間なく車を処分したい場合は、手続き代行やレッカー代が無料の廃車買取業者をおすすめします。

面倒な廃車手続きでお悩みなら、どんな車でも原則0円以上で買取査定をしている「廃車バイキング」にぜひ一度ご相談ください。

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